急激に進歩する科学やテクノロジーと、全く進歩しない「豊かさ」

先日、ある著名な方と何人かで話す機会があって、その中であったその方が言っていた言葉がとても引っかかるというか気になったので、自分なりに考えてみました。

『世の中これだけ進歩しても心の豊かさはどんどんなくなっていく』

『昔なんかは出張にいったらゆっくり泊まって地方の風情を楽しめたりしたのに、今は新幹線で日帰りができるから夜中に帰ってきてる』

この言葉だけを抜粋すると、ぐーたら人間と思われてしまうでしょうが、この前後に以下のような内容の会話があったためこのような発言がありました。


これだけパソコンやら携帯電話、インターネット、車やらがあるこの時代は、昔アナログな方法で行っていた仕事よりは確実に効率よくまた迅速に処理できているはず。

確実に仕事や情報を、昔とは比較にならないほど早く処理できるようになっている…。
では昔より時間的余裕や生活・人生の豊かさは増えているだろうか?

  • 安全で安心な生活をするために大昔から行動していたはずなのに、なぜ自殺者は増え続ける?
  • 1人1人の仕事の効率は上がっているのに、なぜGDP(国内総生産)は下がり続けてる?
  • ホームレスなんか誰も望んでいないのに、なぜ毎年増える?
  • 人間大昔から悪いことをしちゃいけないってわかってるのに、なぜ犯罪が増え続ける?

取り上げたらきりがないほど不思議に思うことがいっぱいあります。

何度もいいますが、世の中確実に1人1人がこなす仕事量は増えて、また環境も便利になっています。

なぜ上記したような、人間の心の豊かさは減ってしまうのか。
何が目的でテクノロジーを進歩させているのかわからなくなってくる。

生活が便利になっても心の豊かさも満足も得られない。
これは、いつでも上を上を目指すために備わった「人間を進歩させるための本能」とでも考えておくことにしました。